民主文学えひめの会

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全県例会のご案内

第75回全県例会

◎6月30日(土) 午後1時30分 
◎松山市民会館二階洋室3
◎会誌第28号の合評等

第61回松山地域例会報告

5月30日に第61回松山地域例会を行い、出席は8名(大澤、岡田、岳、垣内、鴨川、小林、高橋、吉見)でした。最初に鴨川事務局長から前回3月の松山地域例会以降の報告が行なわれ次の課題で議論をしました。

1)会誌第28号は6月中旬に配付、発送予定。普及に努める。

2)全県的な取り組みで民主文学えひめの会の50名への会員拡大に当面力をいれる。そのためには各地域、分野別の取り組みを強める。併せて日本民主主義文学会の準会員と「民主文学」誌の購読呼びかけを行う。独自チラシを作成する。

3)第9回定期総会を11月11日(日)午後1時より松山市で行う。

4)第44回四国文学研究集会が10月14日(日)~15日(月)徳島市で開催。

5)愛媛革新懇定期総会が7月29日(日)新居浜市で行われる。講演の講師は田島一文学会会長、「文学と憲法」(仮題)で講演。えひめの会としても折角の機会であるので積極的に参加する。

6)田島来県とあわせて第76回全県例会を充実したものと実施する
●2018年7月28日(土) 午後1時~5時
●松山市民会館3階第5会議室
●内容
□会誌第28号の2作品の合評 13:00~15:00 
□田島会長の講演「創作について」(仮題) 15:00~16:00
□田島会長との意見交換 16:00~17:00
※終了後懇親会

7)合評会は岩崎明日香さんの「れんげ畑と時計台」(民主文学誌4月号)を行いました。「若い書き手としていい作品である」「長編でかけば人物像がさらに浮き彫りになる」などその他多くの意見が出されました。

(第75回全県例会)
〇6月30日(土) 午後1時30分 松山市民会館洋室3、会誌第28号の合評等

第65回今治地域例会の報告

5月23日に、第65回今治地域例会を開催し、6名(稲垣、大澤、田宮、山本、横田、渡辺)が出席しました。

最初に大澤会長からの報告(①第28号の編集を終え22日に印刷所へ入稿した。納品は6月20日過ぎの予定。②今年は定期総会開催年なので今その日程調整(秋)を行っている。③本年の四国文学研究集会は、徳島市で10月14(日)15(月)両日に開催、積極的な参加を等々)

つぎに次回(第66回例会)の開催日について協議し、7月11日(水)13時30分から、山本五郎会員宅にての開催を確認しました。第28号の作品合評を中心に行います。

作品合評に移り、あまり深い検討はできませんでしたが、次の作品が取り上げられました。澄田恭一「リンカーンの『1セント銅貨』」、尾上正一「反省室」、岡田慎一郎「ギリシャ古典を読む」、藤原壽「俳句 島の家」

また、発行されて間もない 『歌集(3)共に行く』のプレゼントが、著者から参加者になされました。

『歌集(3)共に行く』を読んで

    大澤ワールドへ、ようこそ!  大川 史香

「ハイタッチ!おお伸びたなあ、背丈まず聞きて始まる孫との会話」
   歌集の第一首目です。対象を見る温かい眼差しと、品格のあるウィット。自然体でなめらかに詠う大澤ワールドに引きこまれ ていきます。 
「爺ちゃんは五歳の時だわが家から見たきのこ雲孫に聞かせる」
作者はその時、広島県に居たのです。その事が揺るぎない生き方として、作歌の底に据えられていると感じました。
「『六の日』は静かに語るマイク持ちあのきのこ雲この目で見しを」  現政権への痛烈な批判、九条改憲を許さない、原発ゼロ実現  をと力強く詠い、素直な口調のわかりやすい歌が立ち上がってきます。
「ともに佇ち非戦を誓う碑の前に油断できぬぞこの国の明日」 
「寒風に負けてたまるかペダルこぐ辺野古の海につながる海道」
「戸惑いて遅めに咲きし桜花遅るる復興嘆きて散るか」 
「五千人の避難を船でと言いながら伊方以西は棄民を謀るか」
   細長く美しい半島の西方に三基の原発があります。岬の鼻の鯛は身が締まり美味でした。高齢の村の住民の避難、船にスムーズに乗れるか。可能か。強く言い切る結句は作者の持ち味です。
「行進は足も気遣い一歩ずつ今年も完歩す ほら、雨あがる」 軽快なリズムも大澤さんの持ち味です。
  『歌集(3)共に行く』は、2012~17年の435首が歌年代別に編まれています。その間、脳内出血、腹部大動脈瘤の大手術をこえ ての発刊に、私たちにも感慨深いものがあります。「ほら、雨あがる」結句のこの前向きな姿勢が先の大病を越える力につながる のでしょう。 
「無断にもオレンジルートと名付け飛ぶ色づく蜜柑のこの蒼き空」  
「オスプレイ岩国・普天間飛ぶ音に瀬戸の潮風しぶきて叫べ」 古里を切り裂くな!オスプレイ。強く詠い収め、作者も私たちも怒っています。
 「『分かりやすいから好き』歌集へのあなたのひと言 大切にする」   確かなリアリティの歌、光景の見える歌がストン、ストンと腹に収まります。 「寒暖差に反応過敏なわが鼻の粘膜勝手にハ・ハ・ハ・ハクション」 「ホウッと吼え真っすぐに押す琴勇輝そのまま押せ押せ突いて押せ押せ」 短歌を難しく考えなくて良いと言うように、肩の力を抜いて、自在に詠えば、そう、こんな楽しい歌に仕上がります。  
「獅子連の夜毎の稽古がんばれと若い衆らにビール差し入れ」 「境内に太鼓ひびきて若い衆の獅子舞う気合い若葉を揺する」
  氏子総代として地域のお世話をしています。「えひめ新歌人」の柱でもあり、「民主文学えひめ」の会長としても活躍です。
「歌会は今日三百回!その半ば共に詠い来この道をゆく」 「年二回発刊つづけこの十年ペンしたたかに地域の息吹きを」(民主文学えひめ誌) 「『出来たてのホカホカの本ありがとう』あなたのメールも湯気たつ気配」  
「大雨になぎ倒されし葦群れの下を構わず水は流れる」  流れゆく水の不変、それは作者の姿です。
「夕映えをうつす水田のしずもりに農うち壊すたくらみ許せず」 広く暮らしを見つめて叙情豊かに詠いあげます。
「年甲斐もなきなどと言うな今だからやれる年なのだ!そう思えばいい」 「加齢ですなどといわれておめおめと薬を提げてどの道をゆく」 「老いたるを恐れずへこまず無視もせずたまにはつくる相聞の歌」 「ランチ取り近況語る面々の声の太さは耳の遠さか」 誰もが不安を抱えています。作者も又。 しかし不安を包み込み、暮らす姿を感じます。短歌に詠い、乗り越えて生きる、短歌の力も感じます。 作者の考え方、主張が明確に伝わり、人間味溢れる歌の最後に『共に行く』その歌です。
「欲張れど死の体験はできないがその一歩前たしかに行った」 
「食細き日々つづくわれ心配し励ます妻の声も辛かり」
「木漏れ日に森のもみじのひかる赤あなたと歩む息を整え」  
「こうこうと照る月の下この道を君と一緒に一歩を前に」
  ひたすら燃やしつづける火、家族との絆、大澤さんの息遣いが心に響いてくる歌集です。
    (おおかわ ふみか 民文えひめ 会員・えひめ新歌人 会長)

訪問者、1万名を超えました

2008年3月に開設した民主文学えひめの会のホームページへの訪問者数が、丁度10年を経過した2カ月前の本年3月に1万名を超えました。1日平均の訪問者数はほぼ3名となります。 そしてこの1カ月くらいは数人の訪問者がある日も珍しくありませんし、先日は10名(新記録)の訪問がありました。記事の更新はなかなか困難なのですが、この「雑感」欄への書き込みなど工夫をしてゆきたいと思います。(お)

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