民主文学えひめの会

日本民主主義文学会愛媛支部のサイトです

訪問者数は、現在7777人です!

偶然ですが、訪問者数のカウントが現在ラッキーセブンのみごとに並んだ7777人と表示されているのに出会っています。このままでいて欲しいような、いやいやもっともっと多数の人にご訪問いただくことが大切なことですね。(お)

「山の文学学校」に参加

・1月9日から12日、信州の下諏訪で開かれた民主文学の「山の文学学校」に参加しました。諏訪湖を臨む諏訪神社の境内にある山王閣ホテルに50名近くが参加したでしょうか。僕は「悪女の系譜」と題して話される大阪大学の名誉教授の市川明先生の講義に出席しました。「悪女の系譜」という題が何となく惹かれました。珍しさもあってでしょう。

・市川さんはギリシャ悲劇の女王メデイアやアンテイゴーネを分析、悪女性を説明されました。蜷川幸雄演出の舞台DⅤDを駆使して、悪女のリアルさを見せるのです。大竹しのぶ役のメデイアはなかなかの迫力でした。舞台の水を張ったプールに大きなハスの花と葉を浮かべ、極楽の池を再現しての様は斬新と言おうか東洋的と言おうか、驚きました。

・悪女というのは男性社会から見たものであって、「何故悪女となったのか、その訳は?の解明が大事だろうと思います。日本社会でも、古くは道鏡と結託した藤原薬子、応仁の乱に発展した日野富子、江島生島で有名な大奥女中の江島、金色夜叉のお宮など、悪女になったのはそれなりの理由があるようです。

・11日午後からオプショナル・ツアーということで安曇野の大王わさび園、碌山美術館、臼井吉見記念館に行きました。大王わさび園は黒沢明の「夢」という映画にも出ていて水車小屋は素晴らい田舎の風景です。そして荻原守衛、碌山美術館は魅力的な、人間味溢れる美術館です。「女」の像にはしばし時間を忘れて観ていました。臼井吉見は評論家なので朱の入った生原稿をじっくりと見ました。小雪の舞う午後でしたが、近くの道の駅で土地の産物を求めたのも良い思い出となりました。

・「山の文学学校」に参加していい刺激を受けたこともさることながら、書くことの意思を持ちました。(川口一夫)

第23回全国研究集会に参加して

第二三回全国研究会に参加して
               岳 重太
◇いま、文学ができること
第23回全国研究会のサブタイトルは「いま、文学ができること」である。梅雨末期の曇天の下、遠く城ケ島あたりの半島を遠望しつつそのことについて真剣なそして熱っぽい論議が交わされた3日間だった。田島一会長は開会あいさつで、50周年を迎えた民主文学、西は道後でも開催された研究会の歴史や成果にも触れつつ、戦争する国作り政権の暴走する状況の中、文学からの対峙を強調された。ちなみに8月号は戦争をテーマにした特集号だという。
第一日目のメーンは最近特に注目されている須藤みゆきと、評論家の(新日本出版の編集者でもある)久野道広の対談である。二人が影響を受けた読書歴とか、小説家と評論家の本音とか興味ある話が続いたのであるが、内容は「民主文学」に譲り、一つだけ紹介すると、須藤みゆきは現在千葉民医連薬局に勤める薬剤師の労働者でもある。小説はもっぱら通勤途上に時代遅れのPHSに打ち込むのだという。小説もかなりユニークなら書斎も通勤途上!
第2日目は六つに分かれた分散会である。「特定の作家の2作品について、創造問題に深く分け入った論議を行う。結果として、参加者の創造、批評活動における成長と発展を目指す」とレジメの目的に書かれていた。
私は工藤勢津子「帰郷」「山の端に陽は落ちて」を題材にした第4分科会に参加した。「帰郷」は共産党への再入党に際して過去の共産党員たちからセクハラを受けた傷を振り返るという重いテーマの作品だけに評価が最初から二分され活発な論議が展開された。しかしテーマとモチーフは作者の生き方にかかわる重大な問題であり、共産党と故郷をダブルイメージにした「帰郷」の積極的な意義については誰もが認めるものであった。

◇「テーマ」と「モチーフ」
 六つの分科会の概要については「民主文学」七月号にそれぞれ担当評論家の問題提起が特集されており、研究会への疑似体験が可能である。
第四分科会の報告者は澤田章子、司会は能島龍三であった。最初に「帰郷」の全体的な評価について参加者の発言があった後、この作品の「テーマ」について各自が書くよう休憩が与えられた。
私は「再入党という人生の重大な転機に際して、主人公が生まれた弘前と、人間として成長した共産党をダブルイメージとして振り返り「組織と人間」の葛藤を残しつつも共産党への復帰を決意するに至る作品」とメモをした。そして作品全体の評価については「ヒロインに凛としたところがなく読後感はもやもやしている。特にリアルに描かれている啓一郎や清川との関係を男性の側から判断するためかもしれない」と発言したりした。
今、改めて澤田章子の前出問題提起を読み直してみると「テーマ」と「モチーフ」について整然纏められている。
作品評価にあたって、「主題と作品の主柱すなわちテーマを明確にし、そして作者はどの様な意図、もしくは動機すなわちモチーフで作品に取り組んだのか」を作品から探らなければならないと言っている。そして「帰郷」のテーマとモチーフについて文章化しているのだが興味のある方は同誌111頁辺りを探されたい。
さらに澤田は積極的に感銘深い作品と評価しつつ課題についても指摘している。その指摘は私の「もやもやした読後感」の由来を示してくれるものでもあった。「読者を主人公の心に寄り添わせ、感動をもたらすまでには描きってない。それは党を故郷とも思うその気持ちが十分には描かれていないことである。党を離れ、党員への不信感の原因がリアルであることに比して党を故郷と思うその根拠が乏しく、イメージを伴って伝わってこない」
創作するにしても、批評するにしても「テーマ」と」「モチーフ」を定石と銘じた次第である。

正月5日に5555人目の訪問者!

新年、おめでとうございます。

今日、正月5日にホームページ訪問者が、ちょうど5555人目を迎えました。
ゴー、ゴー、ゴー、ゴー、ゴーと並びましたよ!
力を合わせ、前進しましょう。(お)

第39回四国文学研究集会に参加して

第39回四国文学研究集会は、11月9・10日に、高知市・平和資料館「草の家」で開かれました。高知支部の主催で3県より19名、日本民主主義文学会から田島一会長(西条市出身)をむかえ、えひめの会からは大澤、鴨川、岳、垣内の4名が参加しました。

研究集会では各支部より推薦された9作品について作者、田島会長も加わり合評をしました。書くことの意義・大切さ、作品の完成度をどう高めていくのかなど、熱心に討議され深められました。えひめの会の合評作品は「日録断章」岳重太、「小樽・網走にて」鴨川耕作、「歌えなくなった少年」高橋宣一でした。

第1日目午後5時半より、しんぶん赤旗に「時の行路」を連載(11月1日付より)している田島一氏による文芸講演会、「今日の労働者の状況と文学の役割―『時の行路』を描いて―」が開かれ、一般の人も含め37名が参加しました。講演では作品のモデルになっている闘いを「いすずとたたかう仲間たちの足跡」のビデオを使いながら紹介し、なぜ非正規労働者のたたかいを描いたのか、取材とモチーフの醸成、作品をどう作っていくのか(同時進行―闘いは続いている)熱く語られ、感動を受けました。

会場となった平和資料館「草の家」には、高知が生んだ革命詩人「間島パルチザンの歌」「生ける銃架」などの作品のある槇村浩の資料も展示されており感銘を受けました。(学)

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