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民主文学えひめの会

日本民主主義文学会愛媛支部のサイトです

第39回四国文学研究集会に参加して

第39回四国文学研究集会は、11月9・10日に、高知市・平和資料館「草の家」で開かれました。高知支部の主催で3県より19名、日本民主主義文学会から田島一会長(西条市出身)をむかえ、えひめの会からは大澤、鴨川、岳、垣内の4名が参加しました。

研究集会では各支部より推薦された9作品について作者、田島会長も加わり合評をしました。書くことの意義・大切さ、作品の完成度をどう高めていくのかなど、熱心に討議され深められました。えひめの会の合評作品は「日録断章」岳重太、「小樽・網走にて」鴨川耕作、「歌えなくなった少年」高橋宣一でした。

第1日目午後5時半より、しんぶん赤旗に「時の行路」を連載(11月1日付より)している田島一氏による文芸講演会、「今日の労働者の状況と文学の役割―『時の行路』を描いて―」が開かれ、一般の人も含め37名が参加しました。講演では作品のモデルになっている闘いを「いすずとたたかう仲間たちの足跡」のビデオを使いながら紹介し、なぜ非正規労働者のたたかいを描いたのか、取材とモチーフの醸成、作品をどう作っていくのか(同時進行―闘いは続いている)熱く語られ、感動を受けました。

会場となった平和資料館「草の家」には、高知が生んだ革命詩人「間島パルチザンの歌」「生ける銃架」などの作品のある槇村浩の資料も展示されており感銘を受けました。(学)

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