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民主文学えひめの会

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松山地域例会を開きました

1月30日に第44回松山地域例会を開催しました。出席は9名(大澤、垣内、岳、鴨川、小林、澄田、成田、矢田、吉見)で熱の入った合評が行なわれました。次回は3月29日(日)午後1時30分、松山市民会館二階洋室1で開催し、引き続き会誌第21号の合評を行います。

合評会の前に、この間の活動状況報告と当面の諸課題を確認しました。会誌第21号の普及が会員の皆さんの協力で順調であること、2名の新会員加入があったこと、今年は若い世代を対象とする企画への取り組みを追求する、第60回全県記念例会を中予地区で6月に1泊2日で楽しく実施する等々を申し合わせました。

 引き続いて作品の合評を行いました。大洲から参加された澄田恭一さんの「クラス会」、名古屋在住で松山に来ておられた小林しんじさんの詩「遠いふるさと」の2作品を取り上げました。

澄田恭一さんの「クラス会」は参加者全員から意見が出されました。「24の瞳」を思い出させる作品だ、構成もいい、教師の弱点が書かれているのがむしろいい、澄田さんの教師としての集大成、生きざまがよく書かれているなど、多くの意見がありました。さらに最終章で、問題を手紙で解決する手法はどうなのか、今の子供はもっとさめている、現在教師の置かれている厳しさなどは少し触れて欲しかったなどの意見も出されました。作者からは3年前の同窓会を題材にし創作した。熱心に読んで感想を率直に出していただいて感謝したいなどが述べられました。

小林しんじさんの詩「遠いふるさと」については、心やすらぐ抒情的な詩であるという感想が多くの人から共通して述べられました。また詩に散文をつける方式はどうかの議論があり、これはうまく調和され成功しているとの意見と、基本的には詩本体で描ききるべきだなどの意見が出されました。作者からはもともと自身の人物紹介のつもりでこの詩を書いた。また、この形式は邪道かもしれないとの見解も。原発については説教調にならないよう留意したとの説明がなされました。

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