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民主文学えひめの会

日本民主主義文学会愛媛支部のサイトです

第54回今治地域例会報告

7月14日、例会がひらかれ5名(稲垣、大澤、田宮、横田、渡辺)の出席でした。前例会に続き『民主文学えひめ』第22号の合評を行いました。次回は9月8日午後1時30分より山本五郎会員宅で開き、遅くなりましたが『民主文学』6月号・新人賞関係3作品の合評を行います。

2回目の『民文えひめ』の合評では、澄田恭一「図書館の片隅から」、成田富月「『ハタビト』(2)」、小林しんじ「青空に向かって」、渡部玲子「ほろ酔いトーク」、大川史香「『ことば』に力を」、藤原壽「俳句・桜咲く」を取り上げました。各作品共に作者の思いがよく表現されており、読みごたえがあるとの意見が多数出されました。

澄田作品は戦後70年の今、20年前の戦後50年時の高校における学校図書館を舞台に、教師と生徒のひたむきな姿勢、教師集団内の真剣なやり取り等を描き、高校生の中での戦争と平和の問題、読書の持つ意味について一石を投じている。欲を言えば18歳選挙権になる今日の高校現場でのリアルな現状を描いた作品が期待されるところだ。

成田作品は新人賞佳作入選作「つなぐ声」の連作と言っていいものだ。いずれも今現在の職場・社会のひずみや矛盾、その中での若い人達の真面目に生き抜こうとする葛藤を描いており、意欲的な作品だ。こうした今日的な新しい職場の動向を知る事ができる点でも貴重であり、若い作者ならではの作品だと思う。

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